生命科学の講義後に古物市場に行った

生命科学の講義はつまらなかった。
昼時の一番眠くなる時間に講義があり、生徒もごく一部を除き、
ほとんどが講義の内容を聞いていなかったように思う。
生命科学の講義後、残りが空きコマだったため、
暇つぶしも兼ね少し散歩していると、大学のそばの古物市場がにぎわっていた。
普段は素通りするだけで、特に気にかけたことはなかったが、
人だかりが気になり、入ってみた。

すると、そこは、宝石や貴重な陶器、中古とおぼしき洋服などが売られていて、
活気に満ちあふれていた。
今日が特ににぎわっている理由は、宝石が大量入荷したから、ということであった。
私は宝石にはあまり興味はなかったが、その私が見ても、どれも高価なものなのだと分かった。
すぐにその宝石は宝石店の関係者と思われる人が分厚い札束を渡し、購入していった。
貧乏学生の私とは程遠い世界なのだなと思った。

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